レポート詳細
バトンパスコンサート® 東京公演 Vol.66 髙野七菜実(サクソフォン)、峯尾知里(ピアノ)
2024年9月24日
バトンパスコンサートサクソフォン室内楽

バトンパスコンサート®のサクソフォン回は久しぶりの開催となり、サクソフォンの魅力をじっくりと味わえる時間となりました。 髙野七菜実さん(Sax)と峯尾知里さん(Pf)のデュオは、息の合った呼吸と安定感のあるサウンドで、会場を心地よい音楽に包み込みました。 ポピュラーな作品とはいえ難度の高いレパートリーを、お二人は自然で聴きやすい形にまとめ上げていました。クレストン《サクソフォンソナタ》では作品の明快さと爽やかさが際立ち、ジョリベ《ファンタジー》では複雑な構造を軽やかに表現。技巧に偏ることなく、音楽の魅力そのものを観客に届けていたのが印象的でした。
会場は温かな拍手に包まれ、アットホームな雰囲気に満ちていました。音楽を介して人と人の距離が近づいていく様子が見られ、バトンパスコンサート®が大切にしている空気感が自然に伝わっていたように思います。
次回は、トランペットの関根美羽さんへとバトンが渡されます。10月24日(木)19時より、ドルチェ・サロンにて開催予定です。今回からは新たに「プレミアム席」もご用意しました。継続して楽しんでいただける機会となりますので、ぜひ足をお運びください。
髙野さん、峯尾さん、素晴らしい演奏をありがとうございました。今後のさらなるご活躍を心よりお祈りしています。
MUSIC NEO by 株式会社サウンドテラス チームスタッフ